Diary-nagataka-シリコンバレーで働きたい!という夢への日々

外資ITで働くエンジニアが趣味や日々の事など書いてます(技術の話は別ブログ http://wanna-be-geek.seesaa.net/ )

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田園交響楽

田園交響楽」ジッド
を読みました。
すごい小説だ、俺は好きです。

これは主人公である牧師の手記形式で書かれている小説です。
その牧師がひょんな事をきっかけに、盲目で白痴の少女ジェルトリュードを引き取り育てることになるんですが、、、
気になる人は読んでみて!
全部で110ページくらいしかないんで、量的にもグダグダせず2時間くらいで集中・緊張感を保ったまま一気に読めます。

言葉などが全くわからなくて、しかも目が見えないジェルトリュードに、牧師は言葉、点字の読み等人間生活で必要な基本的な事柄を忍耐強く教えます。
牧師の努力が実ってジェルトリュードはだんだん人間らしくり、やがて知的に成長します。
その過程での牧師とジェルトリュードの光や色彩、自然等についての会話がとても美しいです。

牧師がジェルトリュードに
目が見える者は、見る事を知らないのだよ
という事を言っています。
これを読んだときは、単純に、「あ~俺らは目が見えるって事が当たり前と考えてるせいで、日常の綺麗な物をたくさん見過ごしてるんだろな~」程度にしか考えなかったんですが、これが後で皮肉にも思わぬ意味をもちます。

物語の最後の方で、ジェルトリュードの目が手術によって治るんですね、で、目がみえるようになったジェルトリュードなんですが、突然川に身を投げてしまいます。
目が見えるようになって、これ以上の幸せはないはずのジェルトリュードの強烈な台詞が
あなたのおかげで視力が与えられたとき、目の前に開けた世界は、あたしが想像していたより、ずっと美しいものでした。ほんとに、日の光がこうも明るく、風がこうもきららかで、空がこうもひろびろしていようとは、夢にも思っていませんでした。けれどもまた、人間の額がこうまで憂いをたたんでいようとも、けっして想像していませんでした、、」
です。

目の見えるようになったジェルトリュードが、目にしてしまったものは、きっと俺らも悩んでいるものなんじゃないでしょうか。
ただ、今普通に生活している俺らはそれを見ないようにしている。
また、今までの人生で強くなって、抵抗力がついている。
もしくは、単純に見えていない。
抵抗力がないのに突然それに直面したジェルトリュードは、自殺という道を選んでしまった。

牧師が言う通り、「目が見える者は、見るという事を知らない」んでしょうか。

何度も引用されている聖書の言葉
罪は生き、我は死にたり

読んでみてください。
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  1. 2007/03/28(水) 20:12:52|
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