Diary-nagataka-シリコンバレーで働きたい!という夢への日々

外資ITで働くエンジニアが趣味や日々の事など書いてます(技術の話は別ブログ http://wanna-be-geek.seesaa.net/ )

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購買能力について

モノ・サピエンスという本を読んでみました。



何故かわからないけどブックオフで衝動買いしたこの本。

内容は、超消費社会になって社会にはありとあらゆる物が溢れているが、昨今では人間までも"モノ"として扱われるようになってきているのではないか、という事を書いている本です。

その人間までモノ化する社会についてブランド物等の超消費だけでなく、援助交際や臓器、人体売買、そして最新バイオ技術に絡めて遺伝子操作等様々な面から考察している本。


なんていうか、けっこうさらさら~っと読み流してしまい、別に今さら衝撃を受けたりはしなかったのだけど、一点だけちょっと考えた事があるので書いてみる。


それは、6章:モノ化する思考にあるこんな内容

「自由」という言葉に、「~できる」「~する能力がある」という意味があるのは、ご存知だと思います。これは、たとえば、「彼はフランス語が自由だ」というとき、「フランス語が出来る】とか「フランス語が堪能だ」というほどの意味でしょう。
ここからわかるのは、「自由」であるかどうかは、その人の「能力」に左右されるということです。いいかえると、「能力」の有る無しに応じて自由の度合いが決まってくるのです。

ところで、そもそも「能力」とは何を意味するのでしょうか。「生まれの不平等」については既に話しましたが、ここでは超消費社会での「能力」が問題になります。というのも、ネオリベラリズムでは「市場原理主義」に立つからです。では、市場原理主義における「能力」とは何を意味するのでしょうか。

わかりやすい例を考えてみましょう。「居住の自由」は憲法で認められた権利ですから、基本的にどこの土地でも住む事ができます。たとえば、田園調布に住む事もできれば、銀座に住む事もできるでしょう。しかし、その際に、他人の家に勝手に住むわけにはいきません。どうしてもそこに住みたいのであれば、賃貸住宅に住むか、自分の家を買うかしなければならないのです。もし、そのお金が無ければ田園調布や銀座に住む事はできません。

これは「服装の自由」を考えてみても同じです。「何を着ても自由」だからといって、服を買うお金がなければ、思い通りのスタイルはでいません。カッコよく決めたければ、それなりの費用がかかります。このとき「服装の自由」は、お金を持っているかどうかに依存するのです。

~(中略)~

こう考えると、ネオリベラルな世界では、「自由」かどうかは「お金」の有る無しに左右されることがわかります。



一瞬抵抗感を感じてしまう主張ですよね。

居住とか服装ってお金との結びつきが直感的に分かり易いのだけれど、より直接的でない事に関してもちょっと関連を考えてみた。

例えば、「英語ができる」ようになるには英語の勉強をしなければならないので、そうなるとそこには「英語の勉強に時間を使える状態」という前提が必要となるなぁと思った。

日々暮らして行くだけのお金が無いと住む場所はもちろん、食べ物も買えなくて死んでしまうので、ここには「(持てる時間の全てを労働に注ぐのではなくて)英語の勉強に時間を割いても食事にありつける購買能力」っていうのが前提として必要なのかなぁと。

今の自分を考えてみても、「生きていくために朝から晩まで働いて、帰宅したら寝るだけ」っていう状態の人からしたらブログなんて書いてる時間はないわけで、こうしてブログを書いている自分の状況っていうのは、購買能力というものに支えられている面があるんだなと。

普段意識しないのだけど、こう考えて行くと、資本主義社会で生きるためには筆者の主張ってけっこう納得だなぁと。


"能力=お金"ではないのだけれど、少なくともその「能力」を得るためのプロセスを支える要素として「お金」ってのが必須なんだなぁと。


まぁ当たり前っちゃ当たり前の事なんだけど、ぼんやりと考えたのです。


これに更に5章:モノ化する遺伝子で話題に上がっている遺伝子操作による能力改善や取捨選択、その他様々な最先端バイオテクノロジーなんかを考えてしまうと、「能力」ってなんだろうって思ってしまう。

上記のバイオテクノロジーって、もし完成されて実用化されたら、お金持ちが「自分の子孫の遺伝子を改良して能力的に優れた子孫を」って使われるのが最初だろうしね、きっと。。

これじゃ将来的には「能力」って、まんま「購買能力」じゃんねぇ。

う~ん。

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  1. 2009/03/06(金) 23:06:56|
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