Diary-nagataka-シリコンバレーで働きたい!という夢への日々

外資ITで働くエンジニアが趣味や日々の事など書いてます(技術の話は別ブログ http://wanna-be-geek.seesaa.net/ )

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告
  3. このエントリーを含むはてなブックマーク

「年功序列or実力主義」という二択を越えて...

若者はなぜ3年で辞めるのか」と「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」という二冊を読了。




三割の若者が入社後三年で辞める、といった事を一度は聞いた事ありますよね?

著者はその原因は年功序列というシステムが原因の閉塞感であると言います。

ちょっと釣りっぽいタイトルで敬遠してたんですが、メチャクチャ共感でき、かつ考えさせられる本だったので紹介します。

二冊読んだのですが、ちょっと自分にとって内容がタイムリーかつ濃すぎて、日記に書き留めておきたい内容がかなり多いので、一冊ずつ、二つのエントリーに分けて感想を書いていきますw

まずは『若者はなぜ3年で辞めるのか』から。


○○社は30でいくら貰える、40でいくら貰える。」
こういう事、言ってしまいませんか、特に就活中の人達?
自分もこういう事を考えてしまう事がよくあるけれど、これはおもいっきり、著者の言う「昭和的価値観」に毒されているからなのだと本書を読んで感じた。
もう横並びで決まる時代ではないのだから、こういった質問はナンセンスだと。。

年功序列というシステムが(自分が65になるまで)きちんと整っているという保証があるのであれば、この問いは企業選びにおいて必須項目であるかもしれない。
けど、年功序列というシステムが崩壊しつつある現在、あまりこういったことを意識してしまうのはよろしくないかなと自戒をこめて書いておきます。

そうそう、そもそも、ここで問題視されている「年功序列」という言葉に対する本書での説明がとても新鮮でした。
自分は、年功序列っていうと「勤め続ければ出世できて給料も上がって行くシステム」という理解だったんですが、この本的に言うなら
若い頃には頑張って働いても報酬面では報われないが、それに耐え我慢し頑張り続ける代わりに将来のポストと給料で報いられるシステム
という事です。

凄く新鮮な説明でした!

そして、このシステムを維持する為には「ポストをどんどん増やさなければいけない」かつ売り上げが伸び続けなければいけないとの事、つまり暗黙の大前提として「組織が一定の成長を維持すること」があります

で、これが立ち行かなくなった現在、限りあるポストに対してズラーっとポスト空き待ちの長い列が出来ている事、そして、年功序列型の組織において序列が上がらない⇒それ以上給料が上がらないことを意味する
というこれらが閉塞感の原因である、という事です。

さらに!理系の、それも情報系の人間として目を疑うような内容が!!

年功序列は「若い頃の報酬を将来の出世で払うもの」と書きましたよね、で、これが保証されている時代は終わったわけです。
そして、IT化・グローバル化によって技術革新のスピードがメチャクチャ早くなった結果、

技術の蓄積よりも、革新のスピードの方が重要になった業種においては、キャリアを重ねても人材の価値が上がるとは言えない


のだそうな。。

「自分達は、会社に配属された部署で指示されたとおりのことをやってきた。その結果、気がついたら、社内では必要のない技術者になっていた。いったいどう責任をとってくれるのか」
なんて洒落になりません。

これって、旧システムの維持とかなんかを任されて、もうそこ以外では需要がないような技術に毎日付きっきりで過ごしていた場合にのみ当てはまると思っていたんですが...

最前線でシステムを構築したりしてる人達はダイジョウブかと言えば、ある技術者の言葉として引用されていた内容がこれまた衝撃的...

「システム開発なんて、顧客に近いコンサル的業務以外、純粋な作業なんです。となると、新しい技術に関しては新人も10年選手も同じスタートライン。『ウチはベテランが多いから、その分単価を上げてくれ』とは言えない」



長い下積みの先には、出世どころか、職種転換や早期退職などのリストラが待っている可能性だってある!!。。

こういう状況を考えれば、働いた分の成果は、将来の待遇という口約束ではなくて、タイムリーに現金で支払ってもらえなければ意味が無いわけです!!

こりゃヤベェ!...
これ実は、インターン期間中に読んでいたんですが、通勤時間にこのページを見た時は、もうじーっとこの文章を何度か反芻してしまいましたよ(笑)


彼が入社以来取り組んできた技術が、その後も長く業界標準で有り続けるなら、彼が順調にポストに就ける可能性はその他の事業部門と同程度にある
だがもし、技術革新により、そのノウハウやスキルの蓄積がまったく役立たなくなってしまった場合、彼が若い頃の報酬として受け取るのは、おそらくポストではなく配置転換や早期退職などのリストラだ
彼が受け取るはずだったポストや昇級といった報酬は、その新技術のニーズを満たせる人間(おそらく社外から採用された人間だ)が受け取ることになる



以下にもいくつか引用を

「若いうちは我慢して働け」という上司は、いわば若者をそそのかして人生を出資させているようなものだ



若者の貢献の多くは、年金同様、自分達の将来受け取る待遇のために積み立てられるのではなく、先輩方を養うために使われるのだ


そう、そして、年功序列というシステムが崩壊しかかっている今、年金同様、俺らの世代は将来若い頃の積み立てを受け取れる保証は無い...

定期昇給もない、かといって成果主義による抜擢もないでは若者はやってられなのだ



どうですか?大分ヘヴィな内容ですよね。

たぶん、社会人or学生問わず30代以下の人達全員に当てはまるトピックなんじゃないでしょうか?

この本のおかげで、これから就職先を選ぶ自分としては、(そもそも年功序列がイヤだからそうじゃない企業ばかり探していたのだけれど)よりよい選択のために考えを深める事ができたと思います。

しかし、まだ一部大企業なんかは年功序列の色を残していたりするでしょう。
だから、「そういう企業に入社して、で、もしイヤだったら転職すればいいや」なんて考えてしまうかもしれないですが、この点に関しても釘打たれています。

なんでも転職によって成功する人は1割程度なんだそうな。。

じゃあ、大多数が転職に失敗する原因って何のか?
それは

・自分の動機に気づく前に安易にレールを降りてしまったこと
・彼らが転職によって期待した物が、あくまでも企業から与えられる役割である事。動機の根源が内部ではなく外部に存在するという事

だそうです。

「~をやりたい」という動機が転職の成功には欠かせないと。

「今の会社が嫌だ!」「もっとましなポストを与えてくれる所が在るハズ!」
こういう理由で転職をしても成功はしないようです。

「なんのために働くのか」
これを各自しっかり考え続ける事が大切ですね。

そして、著者も言っているように

行動を興すのは早ければ早い程いい。
与えられた仕事をこなすだけでは、けっして望むものは手に入らない。企業のために、ではなく、あくまで自己のキャリア形成のために業務が存在するべきあのだ


という点を意識し、日々自分のする事に主体性を持って関わって行く事、これが大切だなぁと。


これを読んでなんだか気分がドンヨリしてしまった方、ごめんなさい、けど、著者は最後にこう言っています

私が年功序列とその崩壊に関するごく端的な話しをすると、なんと夢のない話しだ!と悲嘆にくれる人が多い。中には、本書を読んで同様の感想を持った方もいるかもしれない。
とんでもない!これほど希望に満ちた明るい書はないだろう。
本書を読んで胸が躍る代わりに不安に苛まれたという人は、まずあるものを捨てなければならない。それはレイの昭和的価値観だ。われわれをレールに縛り付け、怯えさせるものの正体だ。それさせ捨てる事ができれば、実はわれわれには、先人達には無い、ある貴重な宝物があることに気づく。
それは一言で言えば「自分で道を決める自由」である。レールの先にはどうやら明るい未来はなさそうだが、代わりにどこでも好きな方向へ歩いて行けばいいのだ。




自分の職場を見ると、今後の自分の人生がよくわかる。ああ、10年後は主任になってあそこの席で、15年後には課長で、という具合に、だいたいの年収までわかる
それを嬉しいと感じる人も多いだろう、だが、それに耐えられない人もいる





自分で道を決める自由...さあ、どうしますか?

そして、レールから降り、自分で道を決める自由を行使した人達に焦点を当てて書かれたのが「三年で辞めた若者はどこへ行ったのか」になります。
こちらについてはまた時間をみつけてブログに書きます。

もし興味がある方は是非ご一読を。
スポンサーサイト
  1. 2008/10/19(日) 23:46:04|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:2
  4. このエントリーを含むはてなブックマーク
<<コメントへの返信エントリー | ホーム | 感動した!!>>

コメント

こんにちは。

社会全般が昭和時代と比べると大きく変わってますからね。
銀行員や公務員が安定しているとも呼べない時代ですし…。

今後は5年、10年単位で社会のトレンドが変わり続けていくと思います。
そのような激動の時代を見据えて、今どのような企業に就職をするのか。

売り手市場と言われてはいますが、
安直な考えで就職をするとそれこそ3年で辞めてしまう可能性も大ですよね。
下手すれば企業、業界そのものがなくなる可能性すらありますし。

ま、考えすぎて憂慮しても仕方がありませんね。笑
お互い、納得の出来る企業に就職できるように頑張りましょう。
  1. 2008/10/22(水) 10:12:34 |
  2. URL |
  3. Metalaholic #vdXS97RM
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます!
返事を書いていたら長くなってしまったので、返信エントリーとして新しい記事にまとめてアップしましたので、是非読んでみてください^^
  1. 2008/10/23(木) 01:39:54 |
  2. URL |
  3. ながたか #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://nagataka.blog50.fc2.com/tb.php/256-79f19da0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。